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私の幸せな結婚の夢見の力とは?美世の異能について原作と映画の設定と描写を解説

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2023年3月に公開され、商業的に大成功した映画『私の幸せな結婚』。

私も子どもを母に任せて妹と一緒に鑑賞してきました^^

夢見(ゆめみ)の力については知っていましたが、映画ではまた違った描写がありました。

久堂清霞(くどうきよか)の勤務先の事件は原作と異なる点が多いため、原作ファンの中にもよく分からなかった方多いと思います。

「夢見の力って元々こんな設定だったっけ?」

今回は「私の幸せな結婚の夢見の力とは?美世の異能について原作と映画の設定と描写を解説」と題してお送りします。

私の幸せな結婚の夢見の力とは?

結論から言うと、自他問わず人の夢に入り込んで精神に直接作用する能力が夢見の力(夢見の才)です。

人間は誰もが必ず睡眠するので、夢見の力は国をも脅かしかねない異能として恐れられてきました。

MANA

もし国の脅威となる勢力に加われば大変なことになりますしね。

そして夢見の力はとある一族にしか発現しない、大変特殊な異能であることが本編で語られています。

薄刃家の女性だけが生まれ持つ異能

この能力は薄刃(うすば)一族の血を引き継いでいる女性しか発現しません。

夢見の力が完全に目覚めると、自分や他人の夢を操ることができます。

また、過去や未来も見通せるというチート能力です。

そのため薄刃の中でも段違いに強力な異能というわけです。

夢見の力は訳あって長い間封印されてましたが、清霞を守りたい一心で大きく開花することになります。

夢見の力の発現には条件あり

夢見の力はただ薄刃一族であるだけで発現する異能ではありません。

他にも条件があります。

それは、その女性の母親の異能がテレパシー(精神感応)であることです。

美世の母親、斎森(旧姓:薄刃)澄美(すみ)もテレパシー(精神感応)の異能を持っていました。

私の幸せな結婚の夢見の力について徹底解説!

美世の異能について掘り下げていきましょう。

①悪夢の原因は異能の暴走

事に気づいた清霞は仕方なく美世と共に鶴木貿易(つまり薄刃家)へ向かいます。

そこで美世は母方の祖父である薄刃義浪(よしろう)から外出禁止を言い渡されます。

MANA

薄刃家の異能に無知な清霞では美世の悪夢を解決できないからです。

原作では薄刃家訪問前の喧嘩シーンがあり、お互い本音を出せずすれ違いになります。

映画では、清霞が美世を思うがために薄刃家に留まることを命じます。

二人の別れ方も原作と映画では微妙に描かれ方が違いました。

②帝(てい)にとって大きな脅威

前述しましたが、この能力は過去や未来を見通すことができる異能です。

つまり帝の天啓(未来予知)を凌ぐほどの力でもあるといえます。

MANA

異能がないことで自己肯定感がないに等しかった美世には青天の霹靂ですよね^^;

帝の脅威イコール国の脅威ですから、美世の身にどんな危険が及ぶか心配なところです。

③異能が封印されていた理由はなぜ?

なぜ夢見の力が封印が解けるまで発現しなかったのでしょうか?

母の澄美が娘を案じて異能を封印

澄美は自分の異能がテレパシーだったことから、娘に夢見の力が発現した場合を案じていました。

MANA

それほどに過度な期待と重圧を一族から感じて育ったのでしょうね。

娘に異能が発現すれば辛い思いをすることになり、さらに斎森家にも都合よく利用されてしまうだろう・・・。

美世の異能の封印は母としての愛だったのですね。

封印の鍵は斎森家の桜の木

封印の鍵に使われたのは斎森家の庭にある桜の木でした。

しかし封印が解けた描写は原作と映画で違いがあります。

封印が解けるシーン(原作版)

原作小説1巻ラスト、斎森家にて美世が桜に触れた時に頭に痛みが走る。

封印が解けるシーン(映画版)

映画冒頭、斎森家を出る日に美世が桜に触れた瞬間、以下省略。

映画では時系列短縮のためか、本編開始して早々に美世の異能の封印が解けました。

劇中ではずっと悪夢にうなされるシーンが入ってきます。

MANA

美世の母、澄美役の土屋太鳳さんの着物姿はとってもキレイでした^^

 

④美世に見鬼の才がないのはなぜ?

美世は見鬼(けんき)の才を持たないゆえに幼い頃から無能と罵られてきました。

見鬼の才とは

  • 人でない『異形(いぎょう)』を見ることができる能力
  • 異能者は異形を討伐するために能力を使うため、必ず見鬼の才も発現する

それではなぜ、この能力が発現しなかったのでしょうか?

異能者をくい止めるのが薄刃家の役割

薄刃の異能は他家と違い、使用対象が人間です。

薄刃家は秘密が多く、『鶴木』姓を名乗り隠れて生活してきました。

他家では知らないことも多くて当然というわけです。

見鬼の才がなくとも異能者を止めることができれば事足りるのですね。

薄刃家は夢見の力を命懸けで守ってきた

薄刃家にとって夢見の力を守るのは一族の大きな使命のひとつといえます。

美世のいとこ、薄刃新(うすばあらた)はこの使命に自分の生きる価値を見出そうと暗躍します。

新は美世に偶然を装って接近し、愛のない求婚までする始末です。

MANA

それほどに薄刃家の人間として生きることは大変なんですね><

元々薄刃の血を他家には出さない方針ですが、澄美と斎森家の縁談は例外中の例外でした。

原作小説では清霞と新が美世を巡って異能バトルを繰り広げる展開になります。

残念ながら、この萌え展開は映画ではカットされました。

私の幸せな結婚の美世の異能(夢見の力)原作と映画の設定と描写

私の幸せな結婚の夢見の力は、原作と映画とで設定と描写が大きく違います。

それぞれ具体的に説明しますね。

原作版の夢見の力の設定と描写は?

原作では危篤になった清霞を救うべく、美世が異能を発揮します。

描写としては文字通り、清霞の夢に入り込み、清霞自身を見つけ出して救うという流れです。

それ以外に派手な描写はなく、暗い中に一筋の光が灯るようなあたたかみのあるものでした。

まさに分かりやすい夢見の力の描かれ方ですね!

映画版の夢見の力の設定と描写は?

対異特務小隊の本部に美世が乗り込み、その惨状に慟哭すると同時に美世の顔面に桜柄の紋様が現れます。

美世を中心に光が放たれ、事件の根を表に露呈させるという派手な映像が繰り広げられます。

夢見の力を発動させた美世はボロボロになりながらも清霞の腕の中に納まる、何ともドラマチックな演出でした。

まとめ

今回は「私の幸せな結婚の夢見の力とは?美世の異能について原作と映画の設定と描写を解説」と題してお送りしました。

母方の一族が薄刃家であることが、夢見の力発現の要因だったのですね!

他人の精神の操作と過去未来の透視能力・・・。

夢見の力(夢見の才)はチート過ぎて各所方面から危険視されそうな感じです。

私の幸せな結婚の原作と映画では、夢見の力についての表現が大きく違っていました。

実写映画はダイナミックな描写に振り切っており、新たな解釈として面白かったです。

美世がこの後どんどん自信をつけていく様子も実写映画化されると嬉しいですね^^

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