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映画『わたしの幸せな結婚』の蟲とは?オクツキ事件はなぜ解決できた?

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映画『わたしの幸せな結婚』を鑑賞した方々は蟲(むし)が一体何なのか分かりましたか?

私は原作ファンですが理解するのに少々時間がかかりました。

なぜなら、原作で「オクツキの霊が取り憑く」ことに「蟲」という表現は無かったからです。

「特殊な言葉が多くて理解が難しい」

「蟲って何なの?」

「結局何がどうなってオクツキの霊との戦いに勝てたの?」

といった声もSNS上で見られます。

今回は「映画『わたしの幸せな結婚』の蟲とは?オクツキ事件はなぜ解決できた?」と題して解説します。

映画『わたしの幸せな結婚』の蟲(むし)とは?

まずは映画『わたしの幸せな結婚』の奥津城(オクツキ)と蟲(むし)についておさらいしましょう!

奥津城(オクツキ)とは

  • 生前に異能者だった人間の巨大墓地
  • 本編冒頭の、天井から無数のカーテンがつるされたような場所。

蟲(むし)とは

  • 奥津城(オクツキ)に封じられている未成仏の異能者の霊魂
  • 色はグレーっぽく、ミミズの集合体のような形状
  • 放出されると人に取り憑き、その人の身体と精神を支配する

原作におけるオクツキ事件は、実写映画よりもだいぶ抽象的な設定に留まっています。

実写映画化においては何らかのテコ入れが必要であると判断されたのでしょう。

その効果としては以下の2つが考えられます。

蟲の設定による効果①原作の『オクツキの霊』を具現化した

原作でのオクツキ事件は、オクツキの霊が一般人に取り憑いて被害が拡大するという表現でした。

後に対異特務小隊である清霞が事件解決を試みますが、その最中に危篤になる展開です。

MANA

しかし原作のまま実写化すると、ストーリーのドラマチックさが欠ける気がします。

そこで、『オクツキの霊』を『蟲』と表現することにしたのでしょう。

本編を鑑賞しましたが、被害拡大や軍内部の混乱を視覚的に分かりやすく表現されていました。

蟲の設定による効果②作品からホラー要素をなくしている

『オクツキの霊が取り憑く』という文字からはホラー要素を感じませんか?

MANA

私も映画見るまではお化けが出てくる場面があるかと思っていました。

しかし、『蟲』に置き換わったことで被害の拡大の仕方が霊的というよりも病的な印象にすり替わっています。

これは作品全体の印象からホラー要素をなくすための工夫であると考えられます。

『わたしの幸せな結婚』はあくまでも純愛物語ですし、異能は霊能とは違いますしね。

映画『わたしの幸せな結婚』のオクツキ事件はなぜ解決できた?

オクツキ事件の詳しい内容と終息までの経緯は原作から大きく設定変更されています。

ゆえに残念ながら原作を読んでもあまり参考にはなりません

事件解決のキーポイントは美世の異能です。

美世の異能『夢見の才』の新しい表現

美世の異能である『夢見の才』は、本編終盤に開花します。

対異特務小隊内部での戦闘は、美世が現場で異能を発揮したことで形勢逆転します。

夢見の力により、清霞たちは意識を支配されている仲間を傷つずに蟲だけを斬ることが可能になりました。

異能無効の結界内での異能発動に違和感を感じましたが、特別な異能として例外扱いなのでしょう。

MANA

原作には一切記述のない実写映画オリジナルの設定ですね。

これにより、美世が清霞のピンチを救うシーンが原作より壮大でドラマチックなものになっています。

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まとめ

今回は「映画『わたしの幸せな結婚』の蟲とは?オクツキ事件はなぜ解決できた?」と題してお伝えしました。

原作以上にオクツキ事件を盛り上げるため、『オクツキの霊』を『蟲』として表現されているのでしたね!

オクツキ事件解決のキーポイントは美世の異能である『夢見の才』。

清霞と美世のお互いを想う気持ちの強さをドラマチックに描くことに大きく寄与している印象でした。

映画『わたしの幸せな結婚』オリジナルの設定で混乱した方も多かったことと思います。

本記事が参考になれば幸いです^^

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