広告 エンタメ

イサンとソンヨンは実在した?ドラマと史実の違いについて解説

Pocket

イサンやソンヨンは実在した人物なのでしょうか?

韓国歴史ドラマ「イサン」を視聴した方ならそう思ったことがあるのではないでしょうか?

全77話と、日本の大河ドラマを上回るボリュームにも拘らず根強い人気のこのドラマ。

物語の軸の一つになっているのが、イサンとソンヨンのロマンスですね!

本記事では、

  • メインキャラであるイサンとソンヨンは実在したのか
  • イサンとソンヨンの史実との違いは?

以上の2点について詳しく解説していきます。

イサンとソンヨンは実在した?

まずはイサンとソンヨンが実在したのか、結論から解説していきます。

イサンは18世紀に実在の朝鮮王朝第22代「正祖(チョンジョ)」

李祘(イサン)は李氏朝鮮時代に実在した第22代の王です。

イサンは正祖(チョンジョ)としても知られており、在位期間は1776年から1800年までの24年間です。

正祖は英祖(ヨンジョ)の孫で、父は英祖の息子の思悼世子(サドセジャ)です。

思悼世子は父の英祖に米びつに閉じ込められ、非業の死を遂げました。

この出来事は、正祖が即位するまでの背景に大きな影響を与えています。

ソンヨンは側室の宜嬪成氏を脚色

ドラマに出てくるソン・ソンヨンは事実をもとにした架空の人物といえます。

正祖(イサン)の側室である宜嬪成氏(ウィビンソンシ)は実在の人物です。

ソンヨンはドラマの終盤で側室に上がり、男子を出産して正一品(チョンイルプム)『宜嬪』にまで登り詰めます。

正一品とは、朝鮮王朝における王の側室で最高位の身分を指します。

イサンのドラマと史実の違いは?

ドラマ「イサン」のストーリーは、実在の人物や出来事を基にしたフィクションです。

ここでは、ドラマと史実の違いについて詳しく見ていきましょう。

ドラマと史実のイサン

ドラマ「イサン」は主人公イサンの人生とその治世が詳しく描かれています。

劇中のイサンは聡明で正義感あふれる人間として描かれます。

物語の最初から終盤まで、命を狙われるたびにどう切り抜けていくのかが大きな見所です。

正祖は史実でも学問を重んじ、改革を推進した名君として知られています。

官僚制度の改革や農民の生活改善に力を注ぎ、朝鮮王朝の発展に貢献しました。

韓国で有名な歴代の王の一人です!

王としてのイサンの役割

正祖は祖父:英祖の代から続く政治的な混乱をおさめるべく様々な改革を行いました。

彼は実学(実際に役立つ学問)を重視し、文武両道の優秀な人材を登用しました。

また、彼の時代には「国史大典(ククサデジョン)」という大規模な法律書が編纂され、法治国家としての基盤が築かれました。

ゆえに、正祖の治世は後の朝鮮王朝の安定と繁栄に大きな影響を与えたと評価されています。

このように、イサンは史実においても重要な役割を果たした王であったことがわかります。

ソンヨンのドラマと史実の違いは?

ドラマ「イサン」で描かれるソンヨンは、主人公イサンの幼馴染であり、のちに側室となる女性です。

ソンヨンの物語は視聴者の心を掴み、多くの感動を呼びましたね!

ソンヨンのドラマと史実は具体的にどこが違うのでしょうか?

ドラマでのソンヨンの描写

ドラマのソンヨンは才能ある画家であり、イサンと共に成長する重要なキャラクターとして描かれます。

彼女は身分の低い生まれながら誠実さと強さを持ち、イサンから大きな信頼と寵愛を得ていきます。

茶母(タモ)からの大出世で側室になったけど、男子を出産して初めて周囲に側室として認めてもらえます。

流れとしては以下の三段階を辿ります。

  1. 王の御手付である承恩尚宮(スンウンサングン)という特別尚宮へ
  2. 懐妊して正三品『昭容(ソヨン)』へ
  3. 息子が世子(セジャ)になり正一品『宜嬪(ウィビン)』へ
MANA

子ども時代からイサンに思いを寄せ、側室になるまでのお話はとっても感動的ですよね!

ソンヨンの献身的な姿勢と愛情深い性格は、多くの視聴者に深い印象を与えました。

実在した宜嬪成氏(ウィビンソンシ)について

ソン・ソンヨンのモデルである宜嬪成氏は、李氏朝鮮の正祖の側室4人のうちの一人でした。

正しい名前はソン・ドクイム(またはソン・ドギム)です。

イサンとドギムとしてのドラマは『赤い袖先(原題:袖先赤いクットン)』というタイトルでU-NEXTにて独占配信されています。

MANA

だいぶシーンカットされてましたがテレ東でも放送されましたね!

正確な記録は少ないですが、彼女は正祖の治世において一定の影響力を持っていたとされています。

ソンヨンのモデルとなった宜嬪成氏は正祖との間に男子をもうけましたが、早世しています。

宜嬪成氏は正祖に最も愛された側室

ドラマと史実を比較すると、ソンヨンは実在の人物をドラマのために脚色したキャラクターであることがわかります。

実在の宜嬪成氏(ウィビンソンシ)にドラマほど劇的な物語があったのかは不明です。

しかし正祖から最も愛された側室として有名なのは間違いありません。

王である正祖自身が直接選んだ側室は彼女ただひとりなのです。

まとめ

今回はイサンとソンヨンは実在したのか、ドラマと史実の違いについて解説しました。

結論は、イサンは実在していてほぼドラマと史実が似ていました。

ソンヨンは実在した側室、宜嬪成氏(ウィビンソンシ)という称号と苗字だけが史実でしたね!

イサンとソンヨンの恋模様は全77話にわたって随所に散りばめられており、とても感動的な作品である「イサン」。

史実と照らし合わせながらまた視聴するのも面白いですよ!

-エンタメ

error: Content is protected !!