我が子には食べ物の好き嫌いをしてほしくないという親御さんは多いのではないでしょうか?
自分が育った家庭で好き嫌いを主張する家族を見てきましたが、母親がとても苦労していました。
私と夫は食べ物の好き嫌いがないので、生まれてくる我が子には好き嫌いをしてほしくないと思っています。
実は私、育児スタート前に先輩ママさんや助産師さんに、赤ちゃんに与える歯固め用の食材について質問していました。
すると、意外と似た食材を指定されることが多かったのです。
今回は、赤ちゃんの好き嫌い対策におすすめの歯固め食材BEST5を紹介します。
赤ちゃんの好き嫌い対策におすすめの歯固め食材BEST5
先輩ママさんや助産師さんからすすめられた歯固め食材は5つあります。
- セロリ
- 人参
- きゅうり
- キャベツの芯
- 干し芋(さつまいも)
それでは詳しくみていきましょう。
①セロリ
先輩ママさんや助産師さんから特におすすめされたのはセロリでした。
ご自身たちも実践されたそうで、
「セロリを歯固めに与えていたからか、子どもの野菜嫌いがないんですよ」
と喜んでいらっしゃいました。
私も実際に娘にセロリをかじらせていますが、離乳食の好き嫌いがなくなったと感じています。
さすがに最初は娘もセロリの臭いと味に難色を示していましたが、3日経つと平気な顔でガリガリかじりまくっていました。
セロリを与える前はほうれん草の入った離乳食をあまり食べようとしなかったのですが、セロリに慣れてからは以前よりも食べてくれるようになりました。
繊維がしっかりしているので嚙みちぎる可能性も少なく、歯固めとして与えやすいです。
②人参
人参も硬めの食材なので、料理に使うときに切り分けて娘にかじらせています。
3種類の中で最も使用頻度が高い食材なので、私にとってはお手軽で助かっています。
緑色以外の野菜も娘にとっては視覚的に良い刺激になっているのではと勝手に思っています。
娘の口の大きさに合わせ、気持ち幅を広めにしてカットしています。
土がついていると危ないので、皮は必ずむく方が良いですね。
歯固めのおもちゃと似た感覚で噛めるのか、娘は両手で持ってはむはむしています。
③きゅうり
きゅうりは3つの中で最も水分含有量が多く、青臭さのある食材ですね。
スティック状にすると赤ちゃんが歯茎で噛みちぎる可能性があるので、きゅうりは太さを変えないか(太い場合は)半分の厚さにカットして与えています。
おすわりできるようになったら、歯固めとしてだけでなくおもちゃ替わりとして丸ごと持たせても良いですね。
④キャベツの芯
キャベツも我が家では使用頻度の多い食材です。
芯の部分は煮込み料理や千切り以外では廃棄するので、芯の太い部分をカットして娘に握らせています。
捨てる部分を子どもの歯固めに使えるので、食材のムダというある種の罪悪感が減るのは魅力的です。
葉っぱの部分が残っていると何かの拍子にかみちぎって飲み込む可能性があるので、芯の部分だけを与えるように気を付けています。
というのも、娘が台所に落ちていた8mm角のキャベツの葉を飲み込み、むせたことがあるのです。
葉ものを赤ちゃんに与える時は離乳食でも歯固めでも注意しなくてはと反省した一件でした。
⑤干し芋(さつまいも)
私がおすすめするのは、手作りのかたいカチコチの干し芋です。
「食べ物がかたい」というだけで好き嫌いされるのも困るので、あえて娘にあてがっています。
唾液で少しずつ柔らかくなり甘みもあるからか、娘はかたくても好きみたいです。
歯固め用の干し芋の作り方
作り方を簡単に説明しますね。
- 皮付きのまま表面についたアクや泥をたわしでこすります。
- 蒸し器で1~1時間半ほど、足し湯しながら弱火で蒸します。
- 蒸したイモの皮を剥き、繊維に沿って(つまりタテ方向に)カットします。
- 干し網やザルに重ならないように並べ、3~5日天日干しします。
干し芋の天日干しについて注意点
天日干しについての注意は2点あります。
- 晴天に風通しの良い場所で干すこと
- 1日おきに裏返し、均等に乾燥するように気を付ける
天日干しの環境はとても大切です。
私が住んでいる地域は雨が多く湿度が高い地域なので、干し芋を仕込むときは天気予報は厳しめにチェックしています。
干す場所は屋外の洗濯物干しです。
自家製梅干しで使う干し網を利用し、気軽に作っています。
食材を歯固めとして与える時に気を付けていること
赤ちゃんに歯固めとして食材を与える時に注意していることが2点あります。
- 歯茎でかみちぎれないような大きさにカットする
- 傷んでいる部分はきちんと取り除く
ひとつずつ説明しますね。
注意点①歯茎で噛み千切れない大きさにカットする
赤ちゃんは500円玉よりも小さいものは飲み込んでしまいます。
噛み千切れない程度の太さや長さを意識して食材をカットするようにしています。
先述したように、過去に娘がキャベツの葉のかけらを飲み込んでむせたことがあります。
おもちゃと同様に歯固め用の食材も安全性を考えて大きさを決めるように心がけましょう。
注意点②傷んでいる部分や土はきちんと取り除く
傷んでいる部分や土がついたままの部分があれば丁寧に取り除き、赤ちゃんが口に入れても大丈夫な状態にします。
傷んでいる部分は味が変わっていたりするので、判断に迷うときは自分で味見するようにしましょう。
赤ちゃんの歯固めとしてかたい食べ物を与える意義
今回紹介しているのは、大人でも硬いと感じる食べ物ばかりですね。
私が娘に歯固め用にかたい食べ物を与えるのには2つの理由があります。
①あごの成長を促したい
②かたい食べ物を好き嫌いしてほしくない
それぞれ詳しく説明します。
①あごの成長を促したい
私自身、あごが小さくて困りながら大人になりました。
幼少期は硬い食べ物ではなくやわらかいお菓子ばかり与えられていたように思います。
あごがしっかりしていれば将来的に必要になる出費も減るので、娘のためにも良いと思い取り組んでいます。
②かたい食べ物を好き嫌いしてほしくない
私の料理は和食がメインで、洋食は滅多に作りません。
魚、漬物、煮付け、酢の物、和え物、和食では歯ごたえのある料理も少なくありません。
いずれはいりこもおやつとして与えたいので、0歳のうちからかたい食べ物に慣れてほしいのです。
やわらかい食べ物や料理は外でいくらでも食べる機会があります。
おうちごはんを食べてくれなくては本末転倒なので、物心つく前から気楽に気長にできることをしておきたいと思っています。
まとめ
赤ちゃんに歯固めとして与えるおすすめ食材を5つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
- セロリ
- 人参
- きゅうり
- キャベツの芯
- 干し芋(さつまいも)
いずれもアクがなく取り扱いも簡単な食材ばかりですね。
一番おすすめなのはやはりセロリでしょうか。
離乳食の好き嫌いがなくなったので、本当に助かっています。
離乳食が始まって歯も生え始める頃になったら、ぜひ試してみてくださいね!