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クイーンシャーロットは実話?ブリジャートン家外伝はどこまで史実?

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2023年の夏にNetflixで配信された『クイーンシャーロット~ブリジャートン家外伝~』。

私もつい最近視聴し、大変感動したので気になって調べてみました。

この『クイーンシャーロット』はNetflixの大人気シリーズ『ブリジャートン家』のスピンオフ作品です。

本家の配信当初から話題になっていた黒人王妃シャーロットが主人公のお話。

どこまで実話で史実通りなのでしょうか?

実在する人物やインスピレーションのもとになった人物の説明や、エピソードの検証をしていきます。

今回は「クイーンシャーロットは実話?ブリジャートン家外伝はどこまで史実?」と題してお伝えします。

クイーンシャーロット』は実話?

ブリジャートン家のスピンオフ作品『クイーンシャーロット』全6話はフィクションです

それは作品冒頭で説明がなされています。

MANA

レディ・ホイッスルダウンによる羽ペン動作のような粋な演出でした!

しかし、登場人物の名前は実在の人物と同じのものもあります。

まずはそこから説明を始めていきましょう。

シャーロット王妃は実在した

ソフィア・シャーロットというイギリス王妃は確かに実在しました。

実在のシャーロット王妃も18世紀にドイツで生まれ、イギリス国王ジョージ三世と結婚しています。

イギリス史におけるシャーロット王妃で話題になるのは、ジョージ3世の病気と息子たちの乱れた生活ぶりです。

MANA

この部分はドラマでも描かれていますが、その表現が大変丁寧に感じられました。

それはやはり現実世界でのイギリス王室への敬愛と尊重を想起させるものでした。

シャーロット王妃は黒人だった?

結論から言うと、一般的にシャーロット王妃は白人だったとされています。

実際に存在するシャーロット王妃の肖像画の多くは白人に見えます。

イギリス王室の人種問題は何となくセンシティブな事柄なのかなと個人的に思っています。

そんな中『ブリジャートン家』シリーズのスタッフは歴史家の議論を加味し、原作にない黒人貴族・黒人王妃という設定を試みています。

では、黒人貴族黒人王妃の設定の元になったのは何でしょうか?

黒人王妃の設定の元になった戴冠式の肖像画

シャーロット王妃の肖像画は数多く存在しますが、戴冠式の時に描かれたものは肌の色について議論され続けています。

MANA

日本人の感覚ではよく分かりませんが、シャーロット王妃の纏うドレスの色合い的に黒人っぽい印象を受けるようです。

また彼女の血筋についても黒人の血が入っていた可能性があると指摘されています。

祖先のポルトガル貴族女性がアフリカ系の血縁者だった可能性あり

シャーロット王妃の血筋が歴史的に議論され続けている理由として、彼女の祖先にその血縁者ではないかとされる人物がいるからです。

とあるポルトガル貴族の女性がそれに当てはまるようです。

では、当時のロンドンに黒人貴族はいたのでしょうか?

中世のロンドンに黒人貴族はいた?

結論から言うと、シャーロット王妃の時代において黒人貴族が存在していた事実はありません。

Netflixドラマ『ブリジャートン家』シリーズに出てくる黒人貴族は完全なるフィクションです。

近年の欧米歴史ドラマや映画にて黒人貴族が登場しているのは、ハリウッドを中心にポリコレが重要視されてきたからです。

『ブリジャートン家』シリーズはポリコレの大きな成功例

実際、2020年秋に米アカデミー賞作品賞の条件に「多様性」が掲げられました。

このポリコレに関しては世界的ヒット作が出るたびに議論されるようになりましたね。

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最近だと、真田広之さんの『将軍-shogun-』についても話題になっていました。

そんな中、クイーンシャーロットが登場する『ブリジャートン家』シリーズはポリコレの大きな成功例となっています。

新シーズンが出るたび、日本以外の国々で視聴数トップになりますもんね!

女性

さて、クイーンシャーロットの夫となるジョージ3世について史実を深掘りしていきましょう

クイーンシャーロットの夫であるジョージ三世とは?

ジョージ3世については、キャラクター設定に実話が盛り込まれています。
その設定は以下の通りです。

  • 農作業をしていた
  • 天文学に情熱を注いだ

『クイーン・シャーロット』の制作背景を取り上げた海外記事で、監督であるションダ・ライムズ氏が答えています。

ジョージの病気は史実だった?

ジョージ三世が精神を病んでいたというのは史実通りです。

ただ、具体的な状態については未だに議論が続いています。

『クイーン・シャーロット』ではシャーロットとジョージの愛について大きな鍵となる部分。

製作陣はその表現方法について細やかな配慮がなされたであろうと感じられます。

MANA

実際視聴して私は感じることが出来ました!

メインキャラ二人のお互いの愛し方と人生への責任の取り方にはとても胸を打つものがあります。

ジョージが受けた治療は史実?

作中でジョージが受けた過激な治療は完全なるフィクションです。

しかし中世ヨーロッパの医療がかなり過激なものもあった可能性は高いとされています。

MANA

日本も韓国も中国も歴史ドラマでびっくりするような治療シーンが出てくることありますよね><

『スパルタ』という言葉の意味と歴史について想像すると納得できそうな気がしませんか?

クイーンシャーロットの子どもたちに世継ぎがいなかったのは史実?

シャーロット王妃が15人の子どもを出産したのは史実通りです。

そして世継ぎになかなか恵まれなかったことも史実です。

ドラマ冒頭では長男ジョージ四世の妻が母子ともに逝去するところから始まります。

そしてドラマ最終話のラストではエドワードの妻が妊娠報告をするシーンが登場。

以上の2点は史実を踏まえていることが分かります。

まとめ

今回は「クイーンシャーロットは実話?ブリジャートン家外伝はどこまで史実?」と題してお伝えしました。

『クイーンシャーロット』の物語自体はフィクションです。

シャーロット王妃、ジョージ三世、モンロー博士など実在した人物はいます。

↑これが事実に当たる部分ですね!

実話かどうか調べるほど欧米諸国での英王室への関心の高さと、製作陣の作品への愛を感じることができました。

『ブリジャートン家』はシーズン4以降も期待されています。

続編が楽しみですね!

新たなスピンオフ作品も発表されないかな~♪

<参考記事>

Queen Charlotte: Inside the History of a Fictional World. Behind the “fiction inspired by fact” of the Bridgerton story.

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