Eテレの『おかあさんといっしょ』でたまに流れる『あさごはんマーチ』。
皆さんは視聴していて『怖い』と思ったことありませんか?
時々私の娘も言葉は話せずとも「早送りして!」と言わんばかりに宇宙語で訴えてきます。
私はあさごはんマーチ好きなんですけどねぇ。
ネットを見てると『あさごはんマーチ 怖い』と出てきたので、詳しく調べてみようと思いました。
今回は、皆さんがあさごはんマーチの何が怖いと思っているのかについてお伝えします。
あさごはんマーチの何が怖い?
あさごはんマーチの怖い所としては二つ浮かび上がります。
①キャラクター
②アニメーションの揺れ
具体的には以下のような感じです。
①キャラクターが怖い
「あさごはんマーチ イラスト」で検索したら「こわい」って出た… pic.twitter.com/QLW8Bp5uFu
— だまだま (@poyoyome) July 30, 2017
あさごはんマーチでとにかくインパクトがあるのが、キャラクターたちの独特な雰囲気ですね。
お米が怖い
楽器を持ったりステッキを持ったり・・・お米が踊っている姿はコミカルなんですが、印象深いのはとにかく目!
表情が乏しい分、佇まいがかなり独特です。
太陽が怖い
あさごはんマーチ
— ぷるめ (@kaede97023603) August 2, 2022
今見ても怖い pic.twitter.com/UD6gn4WcB7
怖いと言われるツートップの2つ目が太陽です。
サビの部分で登場しますが、なんと4体もいるんです。
画面からの圧がすごいんですよね。
千手観音のように折り重なり、ギョロリとした目で陽気に踊る様はかなり独特です。
②アニメーションの揺れ具合が怖い
このアニメーションでは、静止画は一切ありません。
常に全体がふるふると震え続けるんですね。
ひと昔前のアニメで常に揺れ続ける技法を使ったものがちらほらありましたが、大半が不気味な話だった覚えがあります。
あさごはんマーチの太陽?がアップになった時静止してないというか揺れてるんだけどその揺れ具合がこわい…なんか震えてるみたい…揺れ自体はアニメだとよく見る手法なんだけど揺れ加減がなんかこわい
— はっぱ (@m_oimoumai) May 19, 2017
現在よくあるアニメーションは絵全体が震え続けても、それを補うだけの明るい描写が付随しています。
見慣れない人には不気味に映りがちかもしれませんね。
あさごはんマーチは狂気じみててクセになる?
一方で、あさごはんマーチに対してマイナスイメージだけを持っている人ばかりでは無いようです。
私はあさごはんマーチ好きな方ですね。
具体的には、狂気じみていて逆にそれがクセになるという感覚です。
音楽がクセになる
あさごはんマーチはアップテンポに「朝ごはんを食べよう!」と歌い続ける歌詞のしつこさと、頭に残りやすいメロディーが特徴ですね。
おかいつの「朝ごはんマーチ」が好き。キャラクター達の目がイッちゃってて怖いのがまた堪らん。狂気を感じるけど、、あーさあっさだよーあさあさあさあさごっはぁぁ〜ん♪あーさごーはんあさごはーん♪
— mizuka (@mizuka08) November 24, 2021
私もこの曲が流れるとついついノリノリで口ずさんでしまいます。
娘はそれを不思議そうに眺めていますがね^^;
最近は夫も職場で知らないうちに鼻歌歌ってるみたいです。
アニメーションに慣れるとクセになる
最初はあさごはんマーチの独特なアニメーションに怖さを覚えた人も、慣れるとクセになるようです。
そのように言っていたのは私の夫です。
夫があさごはんマーチをテレビで見るようになって、初めは「目がイッてんなぁ〜」とか「不気味」とか言ってたんです。
それがいつの間にか、「あのアニメーションと音楽が頭から離れないんだけど」と言うまでになりました。
慣れもあるんでしょうね。
あさごはんマーチはいつから放送されてる?
あさごはんマーチは実は、20年以上も前に放送開始された古い曲です。
放送開始は2001年で、子育て中のパパママ中にも自身が子どもの頃聞いていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
地デジへの移行もあり、現在は高画質に対応するためのリマスター版が放送されているんですね。
それがまたキャラクターたちの存在感を高め、画面からの圧を感じて「怖い」と思う人が出続けているのでしょう。
あさごはんマーチのアニメ作者は『パクシ』『べるがなる』の山村浩二さん
キャラクターの独特な佇まいを生み出したのは、アニメーション作家の山本浩司さんです。
プロフィールと代表的な作品を紹介しましょう。
山本浩二さんのプロフィール
1964年名古屋生まれの、アニメーション・絵本・イラスト・作詞を手掛けるマルチな作家さんです。
国内外の映像作家の影響を受けながら活動をし、芸術に関する様々な賞を受賞しています。
ちなみに影響受けた作家としては、林田裕至さん、椋尾篁(むくおたかむら)さんが挙げられています。
ロビーにあるデカい絵。扉にかぶって書いてある。美術監督の林田裕至氏がライブペインティングしたとか。刈谷日劇のビルとの異世界感がすごい。 pic.twitter.com/vc7lOUTDBD
— しぐれのみぞ知る (@sigureonlyknows) January 31, 2015
22~24話 #母をたずねて三千里
— YnkL (@hdjxne3jagh7nsa) January 12, 2020
美術監督:椋尾篁さん
レイアウト:宮崎駿さん
空間と世界観、光と影、セルと背景。美術作品のような質感とアナログによる情感。
アルゼンチンに来てからも画がとにかく良い。 pic.twitter.com/HKlOPUMcaX
椋尾さんといえばアニメ『セーラームーン』の美術も手掛けていらっしゃいましたね!
若い頃は椋尾篁さんの会社で働いていたようです。
手掛けた作品をピックアップ
次に、山本浩二さんが手がけた絵本の中でも幼児向けの作品を4点紹介します。
①ぱれーど
表紙からうかがえるように、生物や生物でないものからも足が生えています。
似たもの同士はどれか、ルール性などを感じ取れるような工夫が凝らされていると同時に、シュールな世界観も繰り広げられています。
②くだものだもの
こちらは絵だけを山本浩二さんが担当しています。
くだものたちの目が特徴的で、あさごはんマーチとの共通性を感じますね。
文章がギャグになっていて子どもと笑いながら楽しく読むことができると評判です。
③おやおや、おやさい
こちらも絵だけを担当していらっしゃいます。
『くだものだもの』と同じような目のつき方で、野菜が可愛く描かれています。
言葉の韻を踏む巧みな文章とユーモアを存分に楽しみながら読める絵本です。
④おかしなおかし
こちらも絵だけを担当していらっしゃいます。
スポーツセンターを舞台に様々なお菓子たちが色んなスポーツに挑みます。
『くだものだもの』と同じように、音のリズムで遊べるとても楽しい絵本です。
あさごはんマーチは怖がる人も多いのに絵本は可愛らしく思えることが多いのは、やはり目の大きさが原因でしょうか。
まとめ
今回はあさごはんマーチの何が怖いのか、その独特な世界観を作っている作家さんについて深掘りしてきました。
まとめると、
①キャラクターが怖い。
②震えるアニメーションが怖い。
以上が、あさごはんマーチが怖いと言われる理由のツートップでしたね。
一方で、その独特の世界観が癖になるあるいは、音楽が耳について離れなくなるなど、好意的な意見も存在します。
慣れると怖くなくなるという意見もありますので、苦手な場合はほどよく目を逸し、キャッチーな音楽に集中してみましょう。