2023年2月3日、有名ブロガーであるマナブさんのTwitterにてこの新しい分散型SNSアプリ:ダムス(Damus)を知った方多いのではないでしょうか?
ダムス(Damus)はTwitterの前CEOジャック・ドーシー氏が開発したSNSアプリです。
「Twitterキラー」とも呼ばれており、世界中でバズっているiOSアプリでもあります。
注目を集めている最大の要因は、Twitterと似た投稿スタイルで仮想通貨ビットコインやライトニングの投げ銭が使える点ですね。
今回はこの分散型SNSアプリ:ダムス(Damus)とはどんなアプリなのか、登録方法やメリットデメリットを解説していきます。
ダムス(Damus)とは?
ダムス(Damus)は簡単に言うと、「システムの中央に会社が介在しないTwitter」です。
ネットワークシステムには大抵、通信の中央にサーバーが存在します。
Twitterは全てのツイートをTwitter社が監視できますよね。
ダムス(Damus)は分散型ソーシャルプロトコル「Nostr」というオープンプロトコルによって構築されているアプリです。
なので、ユーザーが自分の管理の元で投稿とデータを扱うことができます。
オープンプロトコルとは
通信規格の名称で、企業を問わず使用できるプロトコルを指します。
「プロトコル」とはデータのやりとり(すなわち通信)の規格で、通信機器同士が通じ合うための共通言語のようなものです。
イメージとしては、
「ダムス(Damus)の中に様々な個人ブログが集まっていると同時に、同じ時間軸(タイムライン)を共有している」
という雰囲気です。
個人ブログは所有者がそれぞれサーバーをサーバー会社とレンタル契約などして建てた上で成立しているメディアですね。
それらがダムス(Damus)というひとつの場所に寄せ集まっている状態といって良いでしょう。
ダムス(Dmus)のAndroid(アンドロイド)版はアメジスト(Amethyst)
冒頭で軽く触れましたが、ダムス(Damus)はiOSアプリです。
つまり、Google社のOSであるAndroidには対応していません。
注意:偽アプリ出現中(2023年2月17日~)
Damus(ダムス)偽アプリがGooglePlayストアに出現しており、Damus運営から注意喚起がありました。
スパムなので秘密鍵(後述します)を入力するとアカウント情報漏洩などリスクがあります。
今後も偽アプリが出てくる可能性が高いので注意しましょうね!
紛らわしいのですが、Android端末に対応しているアプリの名称はアメジスト(Amethyst)となっています。
Google社のスマホを使っている人がダムス(Damus)を使いたい場合はアメジスト(Amethyst)という名称のアプリをダウンロードしましょう。
主な使い方はダムス(Damus)とほぼ変わらないはずです。
若年層のAndroidユーザーはiPhoneユーザーに比べて少ないため、未だ情報過少です。
かく言う私もiPhoneユーザーでして・・・夫がGooglePixcel使ってるのでダウンロードさせるかな(^^;)
仕様の違いなど分かったら情報発信しますね!
ダムス(Damus)でできること
ダムス(Damus)でできることは以下の5点です。
①アバターと背景画像の変更、プロフィール情報や自身のサイト情報の追加
②ビットコインやライトニングで投げ銭
③スマホ画面下部「モーメンツ」にてフォロワーからの更新情報を受け取り可能
④スマホ画面下部「グローバル」にてオールユーザーの情報をリアルタイム閲覧可能
⑤詐欺や違法行為、偽アカウントの報告やユーザーのブロックが可能
多数の仮想通貨決済システムと連携でき、ダムス(Damus)では投げ銭をビットコインやライトニングで行うことが可能です。
ちなみに、ひとつの端末でサブアカウントの作成は現在できないようになっています。
プロフィール画面やその他にサブアカウント作成できそうなアイコンは見当たりませんでした。
端末を別に用意すれば簡単にサブアカウントは作れます。
でもひとつの端末でアカウントの使い分けをしたいですよね。
サブ垢のニーズは高いですし、今後できるようになる可能性は高いでしょう。
ダムス(Damus)の登録方法
ダムス(Damus)の登録手順は以下の通りです。
①アプリストアにてダムス(Damus)アプリをダウンロード
②1段目『@』の後にユーザー名、2段目にダムス(Damus)上でのユーザー名、そして肩書き(何でも可能)を入力
③友人共有コード(公開鍵)と自分用に保存するための秘密鍵(プライベートキー)が出現
④2つのキーの横にあるコピーマーク(四角が二重になってるアイコン)をクリック(少なくともプライベートキーはデジタルメモに控えた方が良いかも)
⑤アカウント作成完了ボタンをクリック
アカウント作成出来たらこんな画面になります↓
次はダムス(Damus)のメリットとデメリットについてです。
ダムス(Damus)を使うメリット
公式サイトではメリットが6つ掲げられています。
①オープンプロトコルにより第三者による一方的な禁止や検閲がなされない
②特定の相手との間で暗号化されたプライベートメッセージを共有できる
③アカウント作成時に一般的な個人情報は登録不要
④サーバーが要らない
⑤プログラムによって生活やビジネスを自動化するロボットの統合が可能
⑥友人の投稿やその他の魅力的なコンテンツに対してビットコインやライトニングによる投げ銭が可能
①と③は誰にとっても魅力的ですね!
⑥は仮想通貨を所有している人にとって大きなメリットになります。
ダムス(Damus)を使うデメリット
ダムス(Damus)のデメリットは7つです。
①スマホ画面下部にある「グローバル」のアイコンでは特定のコンテンツを検索することはできず、ユーザー名と公開鍵の検索のみできる。
②Web版snort.socialでは投稿削除のオプションを利用できるが、バグのため即座に表示が削除されない。
③投稿の際文字フォントやサイズなどの編集はできない。
④スマホ版では投稿削除できない。
⑤「いいね!」やリツイートの取り消しができない。
⑥画像を投稿の際はリンクに変換する手間が必要。
⑦日本語はまだ非対応。
現時点ではTwitterの方が断然使いやすそうですね・・・。
これらのデメリットが減ってくれば、仮想通貨の更なる普及とともにユーザーも増えるでしょう。
まとめ
今回は分散型SNSアプリ:ダムス(Damus)とはどんなアプリなのか、登録方法やメリットデメリットを解説しました。
プログラミングに馴染みのない方にとっては難しい用語もなるべく簡単にお伝えしたつもりです(今後もっと改良します!)。
通貨に対する何らかの規制のリスク回避として、仮想通貨はますます普及していくと思われます。
その未来を見越して作られているであろう、新しいSNSのダムス(Damus)。
私ももっと使ってみて、有力な情報が見つかったらその都度発信していきます。