赤ちゃんを連れての旅行、とっても大変ですよね。
特に飛行機となると不安になる点が多いです。
一番心配なのは離陸の時ではないでしょうか?
赤ちゃんは自分で耳抜きできませんし、飴玉を舐めることもできません。
そこでよく使われるのがミルクですよね。
しかし、ミルクの量が多くない場合は赤ちゃんがすぐに飲み干してしまい、耳抜きが十分出来ずに泣き出すおそれもあります。
いつ赤ちゃんにミルクを飲ませれば、耳抜きに支障は出ないのでしょうか?
そんな疑問をお持ちのパパさんママさんに、赤ちゃんに飛行機の中でミルクを飲ませるタイミングと注意点についてお話しします。
赤ちゃんと飛行機に乗るときのミルクをあげるタイミング
タイミングは、ズバリ離陸の直前です。
いつが離陸の直前なのかよくわからない、判断しづらいという方に、ちょうどいいタイミングについて解説します。
ベストなのは飛行機のエンジン音が轟音になったタイミング
滑走路まで着くのに、出発口によっては時間がかかったり意外と早かったり様々ですよね?
私は福岡県民なので福岡空港を使っています。
福岡空港は滑走路が現在1本です。
なので滑走路に到着したときのタイミングがとてもわかりやすいといえます。
もし分からない時は、最悪離陸の時にエンジン音が轟音になって急加速が始まる時を察知したときを見計らい、赤ちゃんに哺乳瓶をくわえさせると間に合います。
飛行機が一定の高度まで上昇するまで10分ちょっとかかるので、やはり離陸の直前に飲ませ始めるのがベストでしょう。
離陸する直前のタイミングがわからない場合のおおまかな目安
離陸する直前のタイミングが分かりづらいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、おおまかな目安は2つあります。
1つ目は、飛行機が離陸する時に走る滑走路に到着した時です。
その時一瞬ですが、減速する瞬間があります。
減速の直後、エンジンの轟音が鳴り響きだすとともに急加速も始まるので、飛行機の一瞬の減速も目安になります。
2つ目は、「今から離陸しますよ」という合図の「ポーン、ポーン」と鳴る機械音です。
ただこれは確実性の小さい目安なので、参考程度に留めておくのが良いでしょう。
ミルク作りは飛行機に乗り込む時にあらかじめCAさんにお願いしておく
ミルクは飛行機に搭乗する際に申し出れば、CAさんが作って来てくれます。
子育てサロンで他のママさんから教えてもらうまで私も知りませんでした。
熱湯を入れた後の冷ます方法まで希望を聞いてくださるCAさんもいらっしゃるので、自分のやり方を伝えれば大丈夫です。
乗客が全員乗った後、頃合いを見て適温に冷ましたミルクを持ってきてくれます。
飛行機が動き出すまでの間、赤ちゃんをあやすので手一杯だったのでとても助かりました。
温度とメモリの読み方は心配であれば教えておいて良いかも
ミルクを作ったことがないCAさんもいるようだったので、ミルクの適温の目安と、どこまで水を入れる必要があるのかも伝えておいても良いでしょう。
というのも、私は実際に、ミルクを作ったことがないであろうCAさんに当たって再度水を足してもらうという二度手間を経験しました。
赤ちゃんに飛行機でミルクをあげるときにあってよかったもの
赤ちゃんと飛行機に乗る場合、ほんの少しの準備で難関の離陸時を乗り切ることができます。
抱っこ紐
まず最初に抱っこ紐です。
抱っこ紐でママに密着させておくとおとなしい赤ちゃんは、飛行機が動き出すまで抱っこ紐であやしておくと後がスムーズです。
娘は抱っこが大好きなので、周囲が落ち着くまで抱っこ紐に入れていました。
もし自分ひとりで赤ちゃんと飛行機に乗る場合は、座席に座る前に抱っこ紐から赤ちゃんを外しておいた方がラクかもしれません。
赤ちゃんの性格によって判断しましょう!
固形やスティックタイプの粉ミルク
固形やスティックの粉ミルクだと、誰が見ても分量が明確ですよね。
もしCAさんが分量を忘れてしまっても、CAさん自身で判断してもらいやすいというメリットがあります。
なにより、固形とスティックタイプは持ち運びがしやすくて長期の旅行でも大変便利です。
私はスティックに粉末状の粉ミルクが入っているものを使いましたが、気温を気にしなくて良かったので精神的にラクでした。
衛生的な心配が減るので、固形やスティックタイプのミルクはとても便利です。
落としても大丈夫なおもちゃ
離陸前に赤ちゃんをあやすためのおもちゃがあると便利です。
特に紙類のおもちゃは落としても大丈夫なのでおすすめです。
私は機内でもらったおもちゃのメンコを娘に握らせていました。
口に入れたり触りながらご機嫌に過ごしてもらうことができて助かりました。
赤ちゃんと飛行機に乗るときにミルクをあげるときの注意事項
赤ちゃんに飛行機の中でミルクを飲ませるとき、注意事項がいくつかあります。
作ったミルクは速やかに飲み切らせる
通常時と同じように、作ってもらったミルクあるいは自分で作ったミルクはすぐに赤ちゃんに飲み切ってもらいましょう。
残ったものを着陸時までとっておいて再び飲ませるのは、雑菌繁殖の恐れがあるので絶対にやめましょうね!
旅の途中で赤ちゃんが体調を崩すととっても大変ですから気を付けないといけませんね。
なるべく横抱きで固定しながら飲ませる
離陸時は轟音と急加速で赤ちゃんが不安になりがちです。
飛行機の急加速は赤ちゃんにとって大きな負担です。
赤ちゃんの体を横抱きで固定し、安定感を確保しながらミルクを飲ませましょう。
哺乳瓶は落ちないように軽くでも自分で触れておく
月齢が進むと赤ちゃんは自分の手で哺乳瓶を持ってミルクを飲むようになりますね。
赤ちゃんによっては、飲み切った瞬間に哺乳瓶をポイっと放り投げてしまう子もいます。
飛行機が動き出した後に哺乳瓶を落とすと、特にガラス製の場合は他の人に迷惑をかけるおそれがあります。
哺乳瓶にパパやママが手を添えて赤ちゃんが落とさないようにしながらミルクを飲ませましょう。
飲ませるタイミングが来るまでなるべく見えないようにしておく
赤ちゃんによっては、ミルクの入った哺乳瓶を見ると「早く飲ませろ!」と怒って泣くことがあります。
飲ませるタイミングが来るまで赤ちゃんに哺乳瓶が見えないようにしておくと、ぐずり防止になります。
私は飛行機が滑走路に到着する前に娘に哺乳瓶を見せてしまったので、滑走路到着まであやすのが大変でした。
皆さんお気をつけ下さい。
作ってもらった場合は水量の目盛をチェックする
CAさんの中にはミルクを作った経験がない方もいらっしゃいます。
作ってもらった後お水の量がきちんと目盛まで達しているかどうか、確認しておくことをおすすめします。
私は旅先から帰ってくるときの飛行機でミルクを作ってもらった時、水の量ではなく気泡の上部と哺乳瓶の目盛が一致する感じでお水が入っていたので、水を足してもらいました。
他のお客様が続々と着席されている中での出来事だったので、数分ですがタイムロスを感じました。
まとめ
赤ちゃんと飛行機に乗るときのミルクを飲ませるタイミングと注意点をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ベストなタイミングは、飛行機の離陸直前でしたね。
赤ちゃんをあやす道具やCAさんとのコミュニケーションで、難関の離陸時を乗り切ることができます。
「子どもを産むと3年は旅行に行けない」とかよく聞きますが、終わってみればかけがえのない大切な思い出に変わります。
必要なものはフルに使って、可愛い赤ちゃん期の我が子との遠出を思い切り楽しみましょう!